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ほとんどの方がかつて見たことのない規模の今回の地震

寄付をしようとしている若しくは既にされた方も多いと思います。

会計の業界に生きる立場から見た寄付についての注意点を書いておきます。

まず、これだけは絶対に守って欲しいのが

現金の手渡しによる寄付はゼッタイにしないこと

寄付という経済行為、政治行為を行うときは 必ずあなたが信用する金融機関の振込み等を通して行ってください。

現金は魔物。そう思っていただいて結構です。

ここから先はあまり聞きたくないことかも知れませんので、もし今かなり精神的に参っている

方いましたら、スルーしてください。

書いている私自身も今そうとう疲れております。

ただ、今このタイミングでゼヒ聞いて欲しいんです。

みなさん、この1年半の政治を見てどういう風に感じましたか？

先進国の政治だ、と思えましたか？

政治のレベルと会計のレベルっていうのは直結しています。

つまり我々、会計においては完全に後進国なんです。

欧州を習って、わが国は中福祉中負担だ、とかいう人がいますけどね。

わが国の会計の現状はヒドイんです。

事業仕分けとかいっている以前の話なんですよ。

ここは会計に生きる現場の人間からの忠告として、知っておいてください。

つまり、あなたが行おうとしている寄付。

ほとんどの場合でまず一部は使い込まれると思っておいていい。

それが現実です。

チェックする仕組み自体がしっかりと整えられていないんですよ。

つまり財布に穴が空いた状態です。

つまり、あなたが今行おうとしている善意の寄付。

リターン（被災者の方たちの笑顔）が少ない賭け、だと思っていてください。

会計の仕組み作りをしっかりとしないと、どうしようもないんです。

始まらない。

ここだけは知っておいてください。

私も少ない寄付ですが、どちらの団体に賭けるか、その決断を保留中です。

善意だけではどうしようもない、人間力学的に善意がうまく機能しない仕組み作りの欠陥

というのがそこにあるんです。

事業仕分けとか、あんな浅い行動に目を奪われないでください。

お金を上手に管理する、というのは人間に課せられた永遠の課題です。

もう少し深いところに目をやってみてください。

想像力を働かせてみてください。