昨日の続きです。
http://86446.diarynote.jp/201007151018445462/

「脱税者からキッチリ税金をとりたい!」

・・・・・ということなんですが、ここで行きがかり上ちょうどいいので

公務員の人たちの一つの特徴を押さえて欲しいと思います。

公務員 VS 脱税者 の分かりあえない歴史

それは・・・・・例えてみるならば

優等生 と ヤンキー の分かりあえない平行線。

そんな感じ。

『ルールは守れ!!』

「てめー、税金取ったってどうせ無駄使いするんだろーが。んなもん払えっか!」

・・・・・みたいな。

彼ら(優等生)の特徴の一つに 『ルールを守らない人間は決して許せない。』

というのがあります。

今までの人生でも思い当たるフシ、ないですか?


ただ、この脱税者に対する敵意っていうのは、統治のシカタとしてあまり上手くないですよね。

あくまでも必要なのは、まずは敬意を持つこと、そして相互理解と融和なんですよね。

「脱税者を取り締まってやろう!」 という気持ちが強すぎて、マジメに納税して国を支えて

くれている人たちに対する感謝の気持ちが薄れていったとき、公務員は堕落していきます。

似たケース、思い浮かびません?

警察・検察・司法の冤罪事件ですよね。

一部の納税統治の失敗も、各種冤罪事件、一部見られる検察の暴走らしき事例も

原因は同じところからきています。

「脱税者を取り締まってやろう!」 「犯人をゼッタイに捕まえてやろう!」

と強く思うあまりに、無実の人を脱税者と疑ったり、マジメな納税者まで巻き込んだり、

無実の人の供述に聞く耳を持たなかったり。


疑いの気持ちも持つことは大事です。

常日頃疑問を持つことっていうのは凄く大事な姿勢なんですが、

今の一部の公務員の人たちが決定的に誤っていることは

例えば警察や税務調査官の人たちの一部で、

「相手を疑ってかかることこそが俺たちの仕事なんだ!!」

という間違った仕事に対する意識や驕りが出ていること。

根底にある、自分の生活を支えてくれている納税者に対する感謝っていうのが、

どっかでスコーンと抜け落ちてしまっているんですよね。

表現しなきゃ全く伝わらないですよね、子供じゃあないんだから。

勉強して努力したから、俺たちは人の上にたって虐げていいんだ、

という意識がどこかにある。

民間でいえば派遣社員や期間従業員を使う大企業にも同じような意識を持っている人、

いますよね。


随分と話が飛びましたが、今の公務員の人たちの一つの特徴として押さえておいて

欲しいと思います。

※納税統治の失敗の歴史については、また今度触れます。


で、本題に戻りますが、

消費税法・付加価値税のもう一つのホンネ。

こっちのほうが、税金をとる立場からすると、むしろ『本丸』なのかもしれませんね。


消費税法・付加価値税のもう一つのホンネ

それは・・・・・『ゆでカエル効果』 です。


みなさん、自販機のジュースが100円から110円になったとき、120円になった時

どんなふうに思いました?

あ、値上げしたなと。 そう思いますよね。

でも、だんだんと・・・・・慣れていくでしょう。そして、次第に当たり前になっていく。

今は違和感ない人がほとんどではないでしょうか?


この「慣れ」っていうのが実は一番恐ろしいんですよね。

納税負担感がなくなっていく・・・・・ これ、実は最悪なんです。

例えば消費税導入前一日の食費2000円で生活していたとします。

2000円×30 で月6万円、年間72万円

これに5%をかけると食費にかかる消費税は・・・・・3万6千円になります。

これ、みなさん例えば年末までに一括して税金払ってくださいって言われたらどうです?

例えば12月28日に、お財布から3万6千円が出て行くわけですよ。

「税金取られたな~」って気がしますよね。記憶に残ります。


でも、日々の一会計ごとに5円、10円、15円と、少しずつ取られていったらどうです?

負担感、感じなくなって慣れてくる人が増えますよね。

とられているっていうのは分かるんですが、実感として薄れていくんです。

言ってみれば麻酔をかけられているように。


では、もう一回考えて欲しいんです。

これは、いいことですか? それとも悪いことですか?



それぞれ意見があるかと思いますが、

結論から申し上げますと、この消費税法・付加価値税という仕組み

政治、そして公務員が堕落していっていることの象徴なんです。

仕組みとして最悪、ヒジョーに上手くないんです。


でも、欧州各国で採用されていますよね?というあなた。

付加価値税が最初に導入されたのはフランスですが、そのフランスでの付加価値税の前身

となった支払税は、戦費の調達のためだったと言われています。

付加価値税自体が本当に理に適った、優れた徴税システムだったとしましょう。

では、その優れた徴税システムをいち早く導入したフランスが少し前に失業率が悪化して

若者を中心に凄い暴動が起きたりしたのはどうしてでしょうかね?

優れた徴税システムをいち早く導入し、かつ世界に誇れる数々の文化を持ち合わせている

フランスであれば、今ごろ経済的に頭一つ傑出した国になっていても不思議はないですよね?

そして、日本が消費税を導入してから、今ひとつ経済がパッとしないのはなぜですか?



消費税法・付加価値税の一番イケナイところ・・・・

それは、モラルリスクなんです。つまり、モラル崩壊。モラルを崩壊させる仕組み。


先進国で今私が知る限り、消費税が0%の国が一つあります。

それは、政治における最大の希望、アメリカ合衆国。

答えのヒントは、アメリカにあります。

州別の消費税率。ここが凄く大きな違いです。


今日のところはこのへんで。

消費税法・付加価値税のホンネ

①『ゆでカエル効果』
②脱税者からキッチリ税金をとりたい!


この2つはキッチリとおさえて理解しておいてください。

コメント

Kei.K
2010年7月16日23:56

慣れることで強くなれることもあるし、こういうカラクリに組み込まれることも。
むかしから皆さん言いますよね。
「慣れって怖いなぁ。」

オサム
2010年7月17日0:07

仰るとおり。
「いい慣れ」と「悪い慣れ」がありますよね。
ビリー隊長の未開封というのはどうも「悪い慣れ」っぽいので
近々改善しますよ!(ありがと~♪)

ミハーハハ
2010年7月17日9:14

我が家は六人家族だから約20万!私もゆでカエル

あき
2010年7月17日16:12

スーパーなどの価格表示が消費税込みになったのも、ゆでカエル効果を狙ってですかね。

オサム
2010年7月17日22:23

ミハーハハさま
大きい金額ですよねぇ。子供手当もらっても、所得控除減らされて10%にされると・・・・・
ゆでカエル状態が解けるようにまた書きますよ。


あきさま
はじめまして!リンクありがとうございます。
スーパーなどの対応は、また国と立ち位置が違いますので、色々と考えて税抜きの金額の表示をしない判断をしている、というところでしょうね。
スーパー自身は(脱税していない限り)びた一文手元に入りませんから、導入時からスゴク頭抱えたと思いますよ。

はちみつ
2010年7月20日1:41

ジュースの値段、確かに違和感なかったですよ~。

自販機だから、コンビニだから安くないのは仕方ない・・・って思ってました!

でも夏場にコンビニで147円のお茶がドラッグストアでは80円台で売ってると、ケース買いします。

今の時代がカード社会になったのもきっと、消費税のせいなんでしょうね。安いだけじゃなくてポイントも付いて当たり前で、私の場合、「現金で激安の店より激安じゃなくてもカードで買える店」で買い物しちゃってます(^^;

一度カード主義になってしまうと、現金で買い物しなくなるんですよね~。そしてたま~に残高が足りなくて(口座から引き出しすぎが原因)引き落としが出来なくて、結局手数料を払ってる・・・。その時は「トホホ。。。」と思っても、ポイントがたまるのは有難いから、十分な現金がお財布にあってもカードで払っちゃうんです。

オサム
2010年8月4日21:38

ドラッグストアは確かに安いですよね~

スーパーの経営を圧迫しない範囲でやって欲しいですよね。

カードは・・・・・店側が手数料とられているんですよ~
小さい店とかだとカード会社に7%とか。
ただ経理面の信頼性は高まりますよね。

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