納税者番号制度

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090921-OYT1T00988.htm?from=top

いいアイデアだと思います。前向きに検討の余地あり。

ただ一言苦言を呈させてもらうと、こういうことは福田さんの大連立の要請を受けて

その上で議論して自民党の知恵も合わせてやって欲しかった。

２年近い時間の無駄。


・・・・と苦言はさておき、戻ります。

この制度のメリットを一言でいうと、『業務の効率化』

ＩＴとコンピュータが発達した今だからこそ、この方向で適切なシステムが導入されれば

メリットは計り知れないと言ってもいいくらい大きいです。


一方で新しいことをしようとすると必ず反対する方たちが出てきます。

マスコミによると、例えばセキュリティ・プライバシーがどうこういう人たちですが、

この方たちが反対する理由はおそらくは別のところにあります。

なんでかというと、現段階で税務署は我々の所得のデータを把握しているんですよ。

社保庁や市区町村も当然我々の標準報酬月額、年金納付記録を把握しています。

つまり セキュリティの問題は今だってある わけです。

今後も情報の流出には気をつけていきましょう、というだけの話で

それは納税者番号制度を導入しようとしまいと変わらない。

要するにセキュリティ単体の問題なわけなんですよ。


政治っていうのは、一つの事柄について賛成の人と反対の人が出てきて

あれこれ違うことを言います。

そういう時は、その人の『立ち位置』を想像してみてください。

今の日本、残念ながら自分の利害だけで主張する人が多い気がしています。

小学生や中学生、子どものほうがよっぽど立派なこともあるんじゃないでしょうか。


ただね、国の経営者として考えて欲しいことがあるんです。

納税者番号制度っていうのは、業務の効率化、業務レベルのアップに繋がります。

業務が効率化される、ということはつまり仕事が減ります。

今、議論されている道州制もそうですよね。

仕事が減る、ということはあぶれる人たちが出てきます。

国の経営者として考えてください。

あなたなら、どうしますか？